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Outlookメール取得時のフィルタについて

「Outlookメールメッセージを取得」アクティビティのプロパティ「フィルタ」の記述方法についてです。

目次
  1. 説明
  2. 記述方法
  3. 記述例


1.説明

「Outlookメールメッセージを取得」アクティビティのプロパティ「フィルタ」を使用すると、Outlookの指定したフォルダから条件に該当するメールを取得することができます。条件は「JETクエリ」または「DASL クエリ」で記述します。文字列の「前方一致」や「キーワード」でフィルタリングしたい場合、DASL クエリを使用してください。「AND」や「OR」などの論理演算子を使用し、複数のクエリを指定する事もできます。また、Outlookの機能である「仕分けルール」を合わせて活用する事で、さらに効率よくスピーディーにメールの自動化処理を行う事ができます。


2.記述方法

プロパティ「フィルタ」は、文字列で設定する必要があります。クエリ構文全体をダブルクォーテーション「"」で囲んで記述しましょう。クエリ構文でString型の変数を使用する場合、「文字列処理」の「文字列の結合」と同じ記述になります。String型「var1」での記述例です。

 "[Importance] = " + var1
 "[SenderEmailAddress] = '" + var1 + "'"


3.記述例

フィルタの記述例を記載します。条件の部分を適宜変更し参考にしてください。


受信日時でのフィルタ

日時の書式は「yyyy/MM/dd HH:mm」または「MM/dd/yyyy HH:mm」となります。

取得したいメールフィルタの記述例
2020/8/1以降に受信したメール"[ReceivedTime] >= '2020/8/1 0:00'"
"[ReceivedTime] >= '8/1/2020 0:00'"
今日受信したメール"@SQL= %today(urn:schemas:httpmail:datereceived)%"
昨日受信したメール"@SQL= %yesterday(urn:schemas:httpmail:datereceived)%"
先週受信したメール"@SQL= %lastweek(urn:schemas:httpmail:datereceived)%"
先月受信したメール
"@SQL= %lastmonth(urn:schemas:httpmail:datereceived)%"
2020/7/1 ~ 2020/7/10に受信したメール
"[ReceivedTime] >= '2020/7/1 0:00' AND [ReceivedTime] < '2020/7/11 0:00'"


送信者アドレスでのフィルタ

取得したいメールフィルタの記述例
kobot@example.com から送信されたメール"[SenderEmailAddress] = 'kobot@example.com'"
"[SenderEmailAddress] = '" + 変数名 + "'"


重要度でのフィルタ

取得したいメールフィルタの記述例
重要度が「高」のメール"[Importance] = 2"
 "@SQL= urn:schemas:httpmail:importance = 2" 


件名でのフィルタ

取得したいメールフィルタの記述例
件名が「アクティビティについて」のメール"[Subject] = 'アクティビティについて'"
※件名が一致する場合となります。「RE:」「FW:」など対象となります。
件名が「アクティビティについて」と一致するメール"@SQL= urn:schemas:httpmail:subject LIKE 'アクティビティについて'"
※完全一致となります。「RE:」「FW:」は対象となりません。
件名が「アクティビティ」から始まるメール"@SQL= urn:schemas:httpmail:subject LIKE 'アクティビティ%'"
件名が「アクティビティ」が含まれるメール
"@SQL= urn:schemas:httpmail:subject LIKE '%アクティビティ%'"


本文でのフィルタ

取得したいメールフィルタ
本文が「アクティビティ」から始まるメール"@SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription LIKE 'アクティビティ%'"
本文に「アクティビティ」が含まれるメール"@SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription LIKE '%アクティビティ%'"


添付ファイルのフィルタ

取得したいメールフィルタの記述例
ファイルが添付されているメール"@SQL= urn:schemas:httpmail:hasattachment = True"


複数クエリのフィルタ

取得したいメールフィルタの記述例
2020/8/1以降に受信したファイルが添付されたメール
"@SQL= urn:schemas:httpmail:datereceived >= '2020/8/1 0:00' AND  urn:schemas:httpmail:hasattachment = True"
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Saki is the author of this solution article.

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