「ワークフローを終了」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
System.Activities.Statements.TerminateWorkflow
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「ランタイム」 > 「ワークフローを終了」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「システム」 > 「ランタイム」 > 「ワークフローを終了」
任意の時点でワークフローを終了し、例外をスローできます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン：2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
| プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
|---|---|---|---|
| その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。（詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照） |
| 表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
| 理由 | 値を入力（String型） | ワークフローを終了させる理由を入力する。 | |
| 例外 | 値を入力（Exception型） | ワークフロー終了時にスローする例外を設定する。 |
4.使い方
「1行を書き込む」を使って作成したワークフローを途中で終了させてみましょう。
事前準備として、Agentのログレベルが「VERBOSE」になっていることを確認します。
※プロパティにある「理由」と「例外」を出力パネルやログで確認するためには、ワークフローを実行する前に、Agentパネルの「設定」にあるログレベルを「VERBOSE」にする必要があります。Agentについては「Agentの使い方」をご参照ください。
Agentのログレベルを確認したら、まずは「システム」>「オリジナル」>「1行を書き込む」をドラッグ＆ドロップし、配置します。
プロパティの「その他」>「テキスト」に、文字列かString型の変数（ この例の場合では文字列で「 "テスト開始" 」）を入力します。
次に「システム」>「ランタイム」>「ワークフローを終了」をドラッグ＆ドロップし、配置します。
プロパティの「その他」>「理由」に、文字列かString型の変数（ この例の場合では文字列で「 "ワークフローを終了します" 」）を入力します。
再び「システム」>「オリジナル」>「1行を書き込む」をドラッグ＆ドロップし配置した後、プロパティの「その他」>「テキスト」に、文字列かString型の変数（ この例の場合では文字列で「 "テスト終了" 」）を入力します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下でワークフローを実行し出力パネルを開きます。
２つめの「1行を書き込む」は実行されないため、「 テスト終了 」の書き込みはありません。そして、"Reason"に「ワークフローを終了」のプロパティの「理由」に設定した「 "ワークフローを終了します" 」と表示されていることを確認してください。
