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入力ダイアログ

ダイアログボックスを表示する「入力ダイアログ」アクティビティについてです。

目次
  1. アクティビティのプログラム名
  2. 説明
  3. プロパティ
  4. 使い方


1.アクティビティのプログラム名

RCA.Activities.Core.InputDialog


2.説明

Studio バージョン ~2.0.2.0

  クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「入力ダイアログ」

Studio バージョン 2.0.3.0~

  クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「ダイアログ」 > 「入力ダイアログ」

ユーザーがテキストを入力したり、選択肢から値を選択することができるダイアログボックスを表示するアクティビティです。

※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.1.7、2.0.1.8
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます


3.プロパティ

プロパティ項目プロパティ名入力欄説明
その他パブリックチェック項目ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照)
表示名値を入力(String型)デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。
出力
結果
値を入力(OutArgument型)ユーザーによってダイアログ上から入力もしくは選択された値が出力される。
入力
オプション
値を入力(String[]型)ダイアログボックスにあらかじめ表示するテキストもしくは選択肢を格納する。
※オプション・パスワードのどちらか片方しか設定出来ません
タイトル値を入力(String型)ダイアログボックスのタイトル名に反映される。
パスワードチェック項目
入力値をパスワードとして扱う場合にチェックを入れる。ユーザーが値を入力をした際に画面上に「●」で表示される。
※オプション・パスワードのどちらか片方しか設定出来ません
ラベル値を入力(TimeSpan型)ダイアログボックス内に表示する文章に反映される。


4.使い方

「入力>オプション」プロパティの指定内容によって、ダイアログ表示が異なります。なお、「オプション」プロパティと「パスワード」プロパティは同時に使用ができません。「パスワード」オプションにチェックを入れた場合は、自動的に「オプション」プロパティには何も指定しない状態でダイアログ表示されます。

パターン「オプション」プロパティに指定する値表示されるダイアログボックス
1何も指定しないテキストボックス
21つの要素テキストボックス内に指定した値が表示される
32つ もしくは 3つの要素指定した値がラジオボタンで表示される
44つ以上の要素指定した値がドロップダウンで表示される


流れを見ていきましょう。まずは各パターンを確認するための前準備です。

アクティビティ「コア>入力ダイアログ」を、ツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置します。

アクティビティ内のプロパティ「タイトル」と「ラベル」を設定します。今回は、「タイトル」プロパティに「"ダイアログのタイトル"」、「ラベル」プロパティに「"ダイアログ内の文章"」を入力します。

ダイアグラムボックスで選択された値が確認できるように、「出力>結果」プロパティに変数ValueDaialogを設定します。変数の設定方法は、変数の作成にてご紹介していますのでご覧ください。

アクティビティ「コア>ログにメッセージを出力」を、ツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置します。

「入力>メッセージ」プロパティに先ほど設定した変数ValueDialogを入力します。

前準備ができましたので、ここから各パターンについてご紹介します。


パターン1. 「オプション」プロパティに何も指定しない場合

前準備の状態のまま、「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行するとダイアログが表示されます。ダイアログの上部には「タイトル」プロパティで指定した「ダイアログのタイトル」が表示され、ダイアログ内には「ラベル」プロパティで指定した「ダイアログ内の文章」が表示されています。「オプション」プロパティには何も指定していないため、テキストボックスが表示されます。ここに文字を入れます。

今回は「ダイアログの入力をします」を入れ、「OK」をクリックします。

コボットStudioの「出力」内にログが残っていることを確認します。ダイアログで入力した文章「ダイアログの入力をします」がログ内に表示されています。

パターン2. 「オプション」プロパティに1つの要素を指定する場合

「入力ダイアログ」アクティビティの「オプション」プロパティに要素を1つ指定します。今回は「{"1つ"}」を指定します。

「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行するとダイアログが表示されます。ダイアログボックスのテキストボックス内には「オプション」プロパティに指定した「1つ」が表示されています。編集も可能ですが、今回はそのまま「OK」をクリックします。

コボットStudioの「出力」内にログが残っていることを確認します。「1つ」がログ内に表示されています。

パターン3. 「オプション」プロパティに2つもしくは3つの要素を指定する場合

「入力ダイアログ」アクティビティの「オプション」プロパティに要素を2つ指定します。今回は「{"1つ","2つ"}」を指定します。

「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行するとダイアログが表示されます。ダイアログボックスには「オプション」プロパティで指定した「1つ」と「2つ」がラジオボタンで選択できるようになっています。今回は「2つ」を選択して「OK」をクリックします。

コボットStudioの「出力」内にログが残っていることを確認します。「2つ」がログ内に表示されています。

パターン4. 「オプション」プロパティに4つ以上の要素を指定する場合

「入力ダイアログ」アクティビティの「オプション」プロパティに要素を4つ指定します。今回は「{"1つ","2つ","3つ","4つ"}」を指定します。

「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行するとダイアログが表示されます。ダイアログボックスには「オプション」プロパティで指定した「1つ」「2つ」「3つ」「4つ」がドロップダウンで選択できるようになっています。今回は「4つ」を選択して「OK」をクリックします。

コボットStudioの「出力」内にログが残っていることを確認します。「4つ」がログ内に表示されています。

※注意 各パターンにおいて、「テキストボックス内に何も入れない」「ラジオボタンを何も選択しない」「ドロップダウンリストを何も選択しない」状態で「OK」ボタンをクリックした場合、エラーなどにはならず、「出力」のログ上は空白行が出ます。

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Shiori is the author of this solution article.

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