アセットについての説明です。
目次
※動作を確認したコボットCenterのバージョン:2.0.1.3
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
1. アセットとは
一意な名前と値をセットで一元的に管理できる、共有変数(または共有の資格情報)です。
たとえば、よくある「連携するシステムへのログオン」作業を考えてみましょう。
事例として、システムへログオン時のアカウント情報を「ローカルPCのExcelファイルに保存しAgentが読み取る」事や「コードの中に埋め込む」事は多々あります。しかし、これでは誰でもアクセス可能である事が多く、大切な情報が危険にさらされてしまいます。
また一元管理できないなど運用上の問題もあります。
コボットCenterの「アセット」の機能を使用すると、「アカウント情報を安全な場所で一元管理し、必要なときにAgentがアカウント情報を利用する」といった運用を可能にします。
また、Agentごとに個別の値を設定できる事を利用し、同じワークフローで「Agent①の接続先はテスト環境のシステム」「Agent②の接続先は本番環境のシステム」といった接続先を管理する事も可能となります。
2. 種類
情報などを管理する「環境変数」と、アカウント情報を管理する「認証情報」があります。
環境変数
管理したい値によって変数の型が用意されています。
STRING | 文字列を扱えます |
BOOL | 「true」または「false」を扱えます |
INTEGER | 整数値のみ扱えます |
認証情報
システムのログオン情報など、クレデンシャル情報を管理する場合に使用します。変数の型は「CREDENTIAL」を使用します。ユーザー名とパスワードを対の情報として管理します。