ほぼ全てのアクティビティのプロパティに「パブリック」という項目が用意されています。
この「パブリック」項目についてご紹介します。
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
1. 「パブリック」項目について
任意のアクティビティのデータをログファイルに出力したい場合、「パブリック」プロパティにチェックを入れ、Agentパネルのログレベルを「VERBOSE」に設定した後、ワークフローを実行します。
下図を参考に、「代入」と「メッセージボックス」を使い、画面上に「 Hello 」とメッセージボックスを出すワークフローを作成してください。その後、Centerを使ってワークフローを実行し、「パブリック」項目のチェック有無によるログの違いを見てみましょう。
※今回の例では、String型の変数「 test 」を作成し使用しています。変数の作成方法については「変数の作成」をご参照ください。
デフォルトでは、「パブリック」項目のチェックは外れているため、「代入」アクティビティのプロパティにある「その他」>「パブリック」にチェックを入れます。「パブリック」にチェックを入れると、自動的に表示名に「 パブリック： 」という文字列が追加されます。
※今回の例では「代入」アクティビティにのみ、「パブリック」にチェックを入れています。
ログファイルにアクティビティのデータを出力するために、Agentパネルにあるログレベルを変更します。まずはAgentパネルにある「設定」を開きます。
※Agentについては 「Agentの使い方」 > 「手動実行」 > 「Agentの機能・画面紹介」などのページを参照してください。
※「ワークフロー一覧」が表示されている場合は「設定」をクリックし、表示画面を「設定」に変更してください。
次に、ログレベルの項目名の下をクリックし、選択肢の中から「VERBOSE」を選択してください。
Agentパネルの設定画面上に「センター接続済」と表示されている場合は、「切断」をクリックし、「切断してよろしいですか？」というメッセージが表示された後「はい」をクリックして、Centerとの接続を切断してください。その後、ログレベルが変更可能となります。
※ログレベルを変更後、再び「接続」ボタンをクリックし、Centerに接続してください。
作成済のワークフローをCenterで実行するためにパブリッシュします。パブリッシュの詳細は「パブリッシュ」を参照してください。
「オプション」から「センター」を選択し、「パブリッシュ」をクリックします。
表示されたメッセージ画面にある「OK」をクリックします。その後、Centerからワークフローを実行してください。Centerからのワークフローの実行方法については「Centerの使い方」>「実行管理」>「タスクの作成と実行」を参照してください。
2. ログファイルに出力された「パブリック」項目の確認方法
コボットCenterにログイン後、「ログ」をクリックし、確認したいタスクIDやメッセージの行にある「表示」をクリックします。
「パブリック」にチェックを入れた場合の「代入」の実行ログ
「 パブリック： [303572875] 代入 Executing 」にある「表示」をクリックし、実データにある「activityInfo」に、「Arguments」や「Variables」が表示され、「 "Hello" 」というアクティビティのデータが表示されている事を確認してください。
「パブリック」にチェックを入れなかった場合の「代入」の実行ログ
「 [303572875] 代入 Executing 」にある「表示」をクリックし、実データにある「activityInfo」に、「Arguments」や「Variables」が表示されていない事を確認してください。
3. Agentからワークフローを実行した場合のログの確認方法
Agentからワークフローを実行する場合は、作成したワークフローをローカルにパブリッシュ後、「設定」画面にある「ログを開く」をクリックしてください。その後、表示されたフォルダにある「yyyy-mm-dd_Execution.0.log」ファイルを開き、該当するアクティビティのactivityInfoを確認してください。
※Centerでの実行時と同様に、ログレベルを「VERBOSE」に変更する必要があります。
※Agentやパブリッシュに関するナレッジはこちらをご参照ください。
