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「ウィンドウを開く」実行時に「要素を指定」で指定したはずの特定ファイルが開かない

Studioで開きたいファイルを指定して開いたはずが、無題だったり別のファイルが表示される事象の解決策をご紹介いたします。※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます

目次
  1.  事象
  2.  セレクタのArgumentsについて
  3.  対処策


1. 事象

「ウィンドウを開く」アクティビティでセレクタを指定する際に開きたいファイルを選択したはずなのに、「(無題)のファイル」や別のファイルが開かれる事象がございます。
この問題は、セレクタを確認することで解決できる可能性があります。


2. セレクタのArgumentsについて

デスクトップやフォルダから直接対象ファイルを指定して開いた場合、Argumentsには対象ファイルのファイルパスが入っています。
しかし、アプリを立ち上げてから対象ファイルを開いた場合や、別のファイルを最初に開いてから「ファイル>開く」で対象ファイルを開いた場合、Argumentsには別の値が入ります。

例:メモ帳で「テストデータ.txt」を開きたい場合
デスクトップから「テストデータ.txt」をダブルクリックで開いた状態でセレクタを取得した場合、
以下のようにArgumentsには「テストデータ.txt」のファイルパスが入っています。


以下のケースの場合、Argumentsには対象ファイルのファイルパスが入りません。

1.メモ帳を立ち上げてから「ファイルを開く」にて対象ファイルを開いた場合
以下のように、Argumentsには値が入りません。


2.別のファイルを最初に開いた状態から、「ファイルを開く」で対象ファイルを開いた場合
以下のようにArgumentsには最初に開いていたファイルのファイルパスが入っています。

3. 対処策

上記のケースで開きたいファイルが開かない場合、Argumentsに開きたいファイルのフルパスを設定することでワークフロー実行時に指定したファイルを開くことが出来ます。

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Saki is the author of this solution article.

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