「コード呼び出し」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Core.InvokeCode
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「呼び出し」 > 「コード呼び出し」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「呼び出し」 > 「コード呼び出し」
VB.NETまたはC#コードを同期的に呼び出し、入力引数のリストを渡したり、呼び出し元のワークフローに引数を返すこともできます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.5.0、2.1.0.0
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
一般 | エラーでも処理を続ける | 値を入力(Boolean型) | エラー時に後続の処理に進むかどうかを設定する。 |
入力 | コード | コードを入力 | 呼び出されるコードを入力する。 |
引数 | 引数を作成 | 呼び出すコードに渡すことができるパラメータ。 |
4.使い方
データテーブルにある金額を「コード呼び出し」を使用して合計する例をご紹介します。
最初に、「コア」>「データテーブル」> 「データテーブルをビルド」をドラッグ&ドロップし、配置します。
「データテーブル」をクリックし、図のように購入品と金額の内容を入力します。
(※任意の内容を入力してください)
プロパティにある「データテーブル」にDataTable型の変数(この例の場合では「dtSample」)を入力します。変数の作成については「変数の作成」をご覧ください。
次に、「コア」>「呼び出し」> 「コード呼び出し」をドラッグ&ドロップし、配置します。
「コード呼び出し」にある「引数編集」をクリックし、引数(この例の場合ではDataTable型で 「in_dtSample]、「入力」、「dtSample」、Int32型で「out_inSum」、「出力」、「inSum」)を入力します。
「コード呼び出し」にある「コード編集」をクリックし、「コードエディター」に下記を入力します。
Dim row As DataRow
out_inSum = 0
For Each row In in_dtSample.Rows
out_inSum = CInt(row("金額").ToString) + out_inSum
Next row
さらに、「コア」>「ダイアログ」> 「メッセージボックス」をドラッグ&ドロップし、配置します。
プロパティにある「テキスト」に変数(この例の場合ではInt32型で「inSum」)を入力し、この変数の後に「.ToString」を追加し文字列にします。
最後に、「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下でロボットを実行し、メッセージボックスに「データテーブルをビルド」で作成した合計金額が表示されている事を確認してください。