「アクションを実行」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Java.DoActions
2.説明
Studio バージョン ~2.0.2.0
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Java」 > 「アクションを実行」
Studio バージョン 2.0.3.0~
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Java」 > 「アクションを実行」
Javaアプリケーションに対して指定したアクションを実行します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.1、2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
※バージョン2.0.4.0まで「アクションを実行」アクティビティが正常に動作しないケースがございましたが、バージョン2.1.0.0/2.0.5.1にて修正されております。詳細は「コボット Studio / Agent 2.1.0.0」「コボット Studio / Agent 2.0.5.1」をご参照ください。
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
一般 | エラー時に続行 | 値を入力(Boolean型) | エラー時に後続の処理に進む |
タイムアウト | 値を入力(Int32型) | エラーになる前に指定した時間待機する | |
出力 | 成功 | 値を入力(Boolean型) | 実行結果を格納する |
入力 | From | 値を入力(JavaElement型) | 設定された値をルートとして、「セレクタを編集」で指定された要素を検索します。 |
アクション | 値を入力(String[]型) | 指定したアクションを実行します ※下記リスト参照 | |
セレクタを編集 | 値を入力(String型) | 「要素を指定」で設定した要素の詳細が反映されます。ここで設定した要素を取得します。 「セレクタを編集」「入力エレメント」のどちらか一方のみ設定できます。 | |
入力エレメント | 値を入力(JavaElement型) | 設定された要素を取得します。 「セレクタを編集」「入力エレメント」のどちらか一方のみ設定できます。 |
使用可能アクション
分類 | アクション名 |
---|---|
toggle button, push button, radio button, checkbox | click |
tree | toggleexpand |
combo box | togglePopup |
Spinner | increment, decrement |
text | activate-link-action, caret-backward, caret-begin, caret-begin-line, caret-begin-paragraph, caret-begin-word, caret-down, caret-end, caret-end-line, caret-end-paragraph, caret-end-word, caret-forward, caret-next-word, caret-previous-word, caret-up, center-justify, copy-to-clipboard, cut-to-clipboard, paste-from-clipboard, delete-next, delete-next-word, delete-previous, delete-previous-word, insert-break, insert-tab, left-justify, right-justify, page-down, page-up, previous-link-action, next-link-action, select-all, selection-backward, selection-begin, selection-begin-line, selection-begin-paragraph, selection-begin-word, selection-down, selection-end, selection-end-line, selection-end-paragraph, selection-end-word, selection-forward, selection-next-word, selection-page-down, selection-page-left, selection-page-right, selection-page-up, selection-previous-word, selection-up, select-line, select-paragraph, select-word, set-read-only, set-writable, unselect |
4.使い方
「アクションを実行」アクティビティの使用例を参考に説明します。
【例】Javaアプリケーション上のテキストをコピー&ペーストする
デザイナーパネル上にあらかじめ「Java Guiスコープ」アクティビティを配置し、操作したいJavaアプリケーションを指定しておきます。
今回は以下のような画面が表示されるJavaアプリケーション内に表示されている「kobot Platform」を取得します。
「アクションを実行」アクティビティをあらかじめ設置した「Java Guiスコープ」アクティビティ内にドラッグ&ドロップで配置します。
「要素を指定」をクリックして、操作したい要素を取得します。詳細は「セレクタの取得方法(Java)」をご参照ください。
次に「アクション」プロパティに『{"caret-begin","selection-end","copy-to-clipboard","caret-end","paste-from-clipboard"}』を設定します。今回実行する各アクションの説明は以下の通りです。
- caret-begin:文字入力位置(キャレット)をフィールド先頭に移動
- selection-end:現在の文字入力位置からフィールド終端までを選択
- copy-to-clipboad:選択している範囲をクリップボードにコピー
- caret-end:文字入力位置をフィールド終端
- paste-from-clipboard:クリップボードの内容を貼り付け
配列に書かれたアクションが順番に実行されるため、「入力フィールドに記載された文字をコピーし、フィールドの終端にペーストする」という動作になります。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行すると、Javaアプリケーション内のテキスト入力欄の"kobot Platform"が"kobot PlatformkobotPlatform"になります。