コボットCenterのインストールに必要なJDK・MySQL・Tomcat・ApacheActiveMQについて、製品のダウンロードから初期設定までご紹介します。
1. ダウンロードファイルの入手先
以下よりオペレーティングシステムに適したものをダウンロードし、インストールします。
インストール方法や設定などの詳細は、それぞれの項目を参照ください。
製品 | ダウンロードリンク |
---|---|
JDK | Java SE Development Kit |
MySQL (データーベース) | MySQL Community Downloads |
Apache Tomcat (Webコンテナ) | Apache Tomcat |
ApacheActiveMQ | ActiveMQ Download |
2. JDKのインストール
インストーラーのダウンロード手順
ダウンロードファイルの入手先にある「ダウンロードリンク」から、最新のJava SE Development Kitのダウンロードページへ移動します。
※本記事では「Java SE Development Kit 8u321」をダウンロードしています。
画面中ほどに「Linux」「macOS」「Solaris」「Windows」とタブが並んでいるので、「Windows」タブをクリックし、ご利用環境に応じて該当のファイルをダウンロードします。
利用環境が32bitの場合:x86 installer
利用環境が64bitの場合:x64 installerをダウンロードします。
インストール手順
1. ダウンロードしたファイルを管理者権限で実行すると、インストールが開始されます。
本画面では「次」をクリックします。
2.プログラム選択とインストール先フォルダの画面です。
必要に応じて変更し、「次(N) >」ボタンをクリックします。
※必ず変更する必要があるものではありません。
3.インストール進行中の画面が表示され、インストールが開始されます。
4.セットアップの画面です。
必要に応じて変更し、「次(N) >」ボタンをクリックします。
※必ず変更する必要があるものではありません。
5.セットアップ進行中の画面が表示され、セットアップが開始されます。
6.インストール完了画面です。この画面が表示されたらインストール完了です。
「閉じる(C)」ボタンを押して画面を閉じます。
環境変数の設定
JDKのインストールが完了したら、環境変数の「システム環境変数」に変数名「JAVA_HOME」を追加し、インストールした場所を設定します。環境変数とはOSが使用する共通の変数です。「システム環境変数」への設定は、そのコンピュータ全体に対する設定となり、利用しているすべてのアカウントに対して適用されます。
「スタート」を右クリックし、コンテキストメニューから「システム」をクリックします。
表示された「バージョン情報」画面を下へスクロールし、「システム情報」をクリックします。
「システムの詳細設定」をクリックします。
「システムのプロパティ」画面の「詳細設定」タブにある、「環境変数」ボタンをクリックします。
「システム環境変数」の「新規」ボタンをクリックします。
「変数名」に追加したい「JAVA_HOME」を入力し、「ディレクトリの参照」ボタンをクリックします。
JDKがインストールされているフォルダを選択します。
C:\Program Files\Java配下を確認ください。
JDKがインストールされているフォルダを選択できたら「OK」ボタンをクリックします。
変数名「JAVA_HOME」の値にJDKのパスが入力されました。「OK」ボタンをクリックします。
「システム環境変数」に「JAVA_HOME」が追加されました。これで環境変数の設定は完了です。「OK」ボタンをクリックし画面を閉じます。
「システムのプロパティ」画面も「OK」ボタンをクリックし閉じます。
環境設定のために開いた「システム」画面や「バージョン情報」などはウィンドウの右上にある「×」ボタンで閉じます。
3. MySQLのインストール
インストーラーのダウンロード手順
ダウンロードファイルの入手先にある「ダウンロードリンク」から、ダウンロードページ「MySQL Community Downloads」 へ移動します。
画面上リンク「MySQL Installer for Windows」をクリックします。
次の画面にてご使用のオペレーティングシステムに対応するMySQLを選択し、ダウンロードします。
プルダウンメニューから「Windows」を選択しMSI Installerをダウンロードします。
※本記事では「MySQL Installer 8.0.26」をダウンロードしています。
インストール手順
ダウンロードしたファイルを管理者権限で実行すると、インストールが開始されます。
セットアップタイプの選択画面です。「Developer Default」をチェックし、「Next >」ボタンをクリックします。
MySQLの動作に必要な未インストールのソフトウェア一覧が表示されます。
「Status」が「Manual」以外のソフトウェアがある場合、「Execute」ボタンをクリックしダウンロードとインストールを行います。
「Execute」ボタンをクリックしすると以下のような画面になります。
※動作に必要な未インストールのソフトウェアが残っている場合、警告画面が表示されますが、Manualインストールのソフトウェアが対象の場合は「Yes」ボタンをクリックし進んでください。
現状での各コンポーネントの状況一覧が表示されます。
ここでは「Next >」ボタンをクリックします。
デフォルト設定のまま 「Next >」ボタンをクリックします。
認証方法の選択画面です。デフォルト設定のまま「Next >」ボタンをクリックします。
MySQL Server の root アカウントのパスワードを設定する画面です。設定したいパスワードを入力します。
Windowsサービスを構成します。サービス名・起動時に MySQL Server をロードするかどうか・および MySQL Server の Windows サービスの実行方法が含まれます。 デフォルト設定のまま「Next >」ボタンをクリックします。
「Execute」ボタンをクリックします。
「Execute」ボタンをクリックすると、以下のような画面になります。
Finish」ボタンをクリックし完了します。
MySQL製品の構成画面です。個別設定が必要な product の一覧が表示されます。「Next >」ボタンをクリックします。
「MySQL Router 8.0.19」の個別設定は特に行わないので、「finish」ボタンをクリックし完了します。
MySQL製品の構成画面に戻ります。「Next >」ボタンをクリックします。
MySQL Serverへの接続チェックを行います。先ほど設定したroot アカウントのパスワードを入力し、「Check」ボタンをクリックします。
「Check」ボタンをクリックすると、以下のような画面になります。
「Execute」ボタンをクリックします。
「Execute」ボタンをクリックすると順に以下のようになります。
読み込みが完了した状態です。「Finish」ボタンをクリックします。
MySQL製品の構成画面が表示されます。「Next >」ボタンをクリックします。
本画面にてインストール手順は完了です。
・インストール完了後に「MySQL Workbench」を起動する場合には「Start MySQL Workbench after setup」にチェックを入れます。本手順ではこのあとすぐMySQL Workbench上での設定を行うので、こちらにチェックを入れていただくことをお薦めします。
・インストール完了後に「MySQL Shell」を起動する場合には「StartMySQL Shell after setup」にチェックを入れます。
必要に応じて起動させたい機能にチェックを入れたら、「Finish」ボタンをクリックします。
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4. MySQLデータベースの作成
コボットCenterで使用するデータベース「aka_orchestrator」の作成を例に、データベースの作成方法を見ていきましょう。
MySQLデータベースを作成するマシンでMySQL Workbenchを起動します。
アクセスするインスタンスをクリックします。キャプチャは、インストール時に作成したローカルインスタンスです。
インストール時に設定したrootユーザーのパスワードを入力し「OK」ボタンをクリックします。
インスタンスにアクセスしたら、新しいスキーマ(データベース)を作成するアイコンをクリックします。
スキーマー名に作成するデータベース名を入力後、文字コードをプルダウンリストから選択し「Apply」ボタンをクリックします。コボットCenterで使用するデータベースの作成では、スキーマ名に「aka_orchestrator」、文字コードに「utf8」「utf8_general_ci」を設定します。
データベースに適用されるSQLスクリプトが表示されます。「Apply」をクリックします。
SQLスクリプトが適用されました。「Fnish」ボタンをクリックします。
作成されたデータベースが「SCHEMAS」に追加されました。
※SQLスクリプトが適用されたのに「SCHEMAS」に作成したデータベース名が追加されない場合
更新のアイコンをクリックし、表示を最新にします。
5. Tomcatのインストール
インストーラーのダウンロード手順
ダウンロードファイルの入手先にある「ダウンロードリンク」から、ダウンロードページ「Apache Tomcat」 へ移動します。
画面をスクロールダウンすると、左側ペインに「Tomcat xx.xx」のように各バージョンが掲載されています。
利用したいバージョンをクリックします。
※本記事では、記事作成時点での最新バージョンである「Tomcat 10.0」をダウンロードしています。
このページから以下のインストーラを選択し、ダウンロードします。
・32-bit/64-bit Windows Service Installer (pgp, sha512)
インストール手順
ダウンロードしたファイルを管理者権限で実行すると、「Tomcat Setup」が起動します。
インストール開始画面です。「Next >」ボタンをクリックします。
ライセンス同意確認画面です。記載内容に同意する「I Agree」ボタンをクリックし進みます。
コンポーネント選択画面です。インストールタイプはデフォルトの「Normal」のまま「Next >」ボタンをクリックします。
構成オプション(使用ポート・Windowsサービス名・ログインユーザ名・パスワードなど)です。デフォルト設定のまま「Next >」ボタンをクリックします。
Java仮想マシンのパス選択画面です。コンピュータ内のJREを自動検索し設定されるので、デフォルトのまま「Next >」ボタンをクリックします。
インストール先の指定です。特に指定のない場合、デフォルトのまま「Install」ボタンをクリックします。
「Install」ボタンをクリックするとインストールが始まるので、完了するまで待ちます。
完了するとセットアップ完了画面が表示されます。デフォルトのまま「Finish」をクリックします。
※手動で起動する場合「Run Apache Tomcat」のチェックをはずした後「Finish」をクリックします。
※Readmeを読まない場合「Show Readme」のチェックをはずした後「Finish」をクリックします。
6. ApacheActiveMQのインストール
インストーラーのダウンロード
ダウンロードファイルの入手先にある「ダウンロードリンク」から、ダウンロードページへ移動します。Windows用のzipファイルを選択しダウンロードします。
※本記事では、記事作成時点でリリースから数カ月経過している「ActiveMQ 5.15.15」をダウンロードしています。
インストール手順
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
解凍したフォルダを開き、binフォルダをダブルクリックで開きます。
ご使用のオペレーティングシステムのビット数に合わせてフォルダを開きます。
「InstallService.bat」を右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」をクリックします。
ActiveMQのサービス開始
「Windowsキー+ R」 で「ファイル名を指定して実行」画面を開きます。「services.msc」を入力後「Enter」キーで、サービスの管理画面を開きます。
ActiveMQのサービスをダブルクリックし、プロパティを開きます。
「開始」ボタンをクリックし、ActiveMQのサービスを開始します。
アクセス確認
ブラウザから「http://localhost:8161/」へアクセスします。
正しくセットアップされると以下の画面が表示されます。